2013.11.13|かなしくなったときは  

かなしくなったときは 海を見にゆく

古本屋のかえりも 海を見にゆく

こころ貧しい朝も 海を見にゆく

ああ 海よ

大きな肩とひろい胸よ

どんなつらい朝も どんなむごい夜も

いつかは終わる

人生はいつか 終わるが

海だけは終わらないのだ

かなしくなったときは 海を見にゆく

一人ぽっちの夜も 海を見にゆく

by寺山修司

 

この詩を口ずさむとほっとする。

きっと命の源が海だったからか。